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胃腸薬や胃薬にダイエット効果はある?飲み薬でダイエットする方法を解説!

ダイエットがうまくいかず、胃腸薬や胃薬がダイエットに役立つのではと考えたことがある方もいるでしょう。

実際、消化不良や胃の不調を改善するための薬が、ダイエットにどう影響するのかは気になるところです。
本記事では、胃腸薬や胃薬の基本的な効果と、これらの薬がダイエットにどのように影響するかについて詳しく解説します。

さらに、最近注目されているGLP-1受容体作動薬にも触れ、飲み薬を用いた効果的なダイエット方法を紹介します。
ダイエットを成功させるために、正しい知識を身につけましょう。

胃腸薬と胃薬の基本的な効果

胃腸薬や胃薬は、私たちの日常生活でよく使用される薬の一つです。

消化不良や胃もたれ、胸やけなどの不快な症状を和らげるために用いられるこれらの薬には、それぞれ特有の効果があります。
しかし、これらの薬が具体的にどのような働きをするのか、そしてその違いについて詳しく知っている方は少ないかもしれません。

ここではまず、胃腸薬と胃薬の効果を詳しく解説し、それぞれの薬がどのようにして胃や腸の不調を改善するのかを見ていきましょう。

胃腸薬の効果

胃腸薬の基本的な効果

まずは、胃腸薬の効果の解説です。

胃腸薬は、胃や腸の不調を総合的に改善するための薬です。
主に、消化酵素や胃腸運動を調整する成分が含まれ、消化不良や腹部膨満感、下痢などを和らげる効果があります。

以下に、胃腸薬の主な効果をまとめます。

胃腸薬の主な効果

1.消化不良の改善
胃腸薬には、消化酵素(アミラーゼ、リパーゼなど)が含まれており、これらの酵素が食べ物の消化を助けます。
特に脂肪を分解するリパーゼや、タンパク質・糖質を分解するタカヂアスターゼなどが効果的です。

2.胃腸の運動調整
胃腸薬には胃腸運動調整薬(トリメブチンなど)も含まれており、胃や腸の運動を正常に保ちます。
これにより、胃もたれや腹部膨満感、下痢といった症状が改善されます。

3.胃酸の中和
制酸剤が含まれている胃腸薬の場合、胃酸を中和し、胸やけや胃痛を緩和します。
アルミニウムやマグネシウムの化合物がこの役割を果たします。

4.腸内環境の改善
一部の胃腸薬には乳酸菌やその他のプロバイオティクスが含まれており、腸内の善玉菌を増やすことで腸内フローラのバランスを正常化します。
これにより、整腸作用が促進され、便通が改善されます。

胃薬の効果

胃薬の基本的な効果

次に、胃薬の効果を解説していきます。
胃薬は、主に胃酸の過剰分泌による胃痛や胸やけを緩和するための薬です。

制酸剤や受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬が含まれ、胃酸を中和したり分泌を抑えたりする効果があります。
胃薬を適切に使用することで、胃の不快感を軽減し、食事の摂取が楽になる効果があります。

以下に、胃薬の主な効果をまとめます。

胃薬の主な効果

1.胃酸の過剰分泌の抑制
胃薬には、受容体拮抗薬(ファモチジンなど)やプロトンポンプ阻害薬(オメプラゾールなど)が含まれており、これらの成分が胃酸の分泌を抑えます。
これにより、胃酸過多による胃痛や胸やけが緩和されます。

2.胃酸の中和
制酸剤(アルミニウムやマグネシウムの化合物)が胃酸を中和し、過剰な胃酸による症状を改善します。
これにより、胸やけやげっぷなどが緩和されます。

3.胃粘膜の保護
胃薬には、胃粘膜保護剤(アルジオキサなど)も含まれており、胃の粘膜を保護し、ダメージを修復します。
これにより、胃炎や胃潰瘍の治療に効果があります。

4.消化の促進
一部の胃薬には健胃成分(チョウジ、ショウキョウ、ウイキョウなど)が含まれており、胃液や消化液の分泌を促進し、消化を助けます。
これにより、胃もたれや消化不良が改善されます。

上記からわかる通り、胃腸薬と胃薬はそれぞれ異なる症状に対応する薬です。

2つの違いを簡単にまとめると、胃腸薬は胃と腸の総合的な不調を改善するための薬で、胃薬は主に胃の特定の問題に対処するための薬という違いがあります。

胃腸薬や胃薬でダイエットはできる?

胃腸薬と胃薬の効果がわかったところで、本題の「胃腸薬や胃薬でダイエットはできるのか?」という疑問に移りましょう。

結論から言うと、胃腸薬や胃薬にダイエット効果は期待できません。

上述の通り、これらの薬は主に消化器系の不調を改善するために開発されており、消化不良や胃酸過多、胸やけなどの症状を緩和する効果はあっても、ダイエット効果はありません。

また、胃腸薬や胃薬に主に含まれる成分は、消化酵素や制酸剤ですが、これらには胃や腸の働きを助ける効果はあっても、脂肪燃焼や代謝を促進する成分は含まれていません。

ダイエットは基礎代謝を上げたり、エネルギーの消費を増やすことが重要ですが、胃腸薬や胃薬にはこれらの効果がありません。

つまり、胃腸薬や胃薬の成分は、そもそもダイエットに適さないのです。

腸内環境を整えるとむくみが取れることはある

胃腸薬や胃薬はダイエットには適しませんが、適切な服用で腸内環境が整うと、むくみが取れることはあります。

腸内環境を整えると、体内の水分バランスが改善され、むくみが取れることがあるからです。

腸は体内の水分を維持・調節する重要な役割を果たしています。
腸内環境が悪化すると、腸の働きが低下し、過剰な水分が細胞と細胞の間に蓄積され、むくみの原因となります。

腸内環境を改善することで、腸の働きが正常化し、老廃物や余分な水分が排出されるため、むくみが改善されることがあります。
特に、一部の胃腸薬に含まれるプロバイオティクスは、腸内の有益菌を増やし、腸の働きを正常化させる効果があります。

ただし、これはむくみが改善されているだけで、ダイエットとは言えません。

また、腸内環境を整えることで結果的にむくみが改善されることがあるというだけで、胃腸薬や胃薬の主な効果にむくみの改善が認められているというわけでもありません。

胃腸薬・胃薬の飲みすぎはむしろ逆効果

ダイエット目的で胃腸薬や胃薬を過度に服用すると、かえってダイエットに逆効果となる可能性もあります。

胃腸薬や胃薬の過剰摂取には、健康を害するリスクがあるからです。
例えば、胃薬で胃酸を抑えすぎると消化不良を引き起こすことがあったり、胃腸薬の乱用で腸内フローラのバランスを崩してしまったりする可能性があります。

ダイエット目的で胃腸薬や胃薬を服用して、健康を害してしまったら元も子もないですよね。

以下では、胃腸薬や胃薬の過剰摂取がもたらす健康リスクをまとめています。

胃腸薬や胃薬の過剰摂取がもたらす健康リスク

1.消化器系の不調
消化酵素を過剰に摂取すると、腹痛や下痢などの消化器系の不調を引き起こすことがあります。
また、制酸剤の過剰摂取は電解質バランスを崩し、腎結石や骨密度の低下を引き起こすリスクもあります。

2.腸内フローラの乱れ
長期間にわたる胃腸薬の使用は、腸内細菌のバランスを乱し、腸内環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
これにより、便秘や軟便などの腸のトラブルが発生することがあります。

3.栄養吸収の不調
胃酸の分泌を過度に抑えることで、消化酵素の働きが低下し、食べ物からの栄養素の吸収が不十分になることがあります。これにより、ビタミンやミネラルが不足し、健康状態が悪化する可能性があります。

GLP-1受容体作動薬なら飲むだけでダイエットができる

本記事ではここまで、胃腸薬や胃薬を飲んでもダイエットができない理由を解説してきました。

しかし、薬を飲むだけでダイエットができるとしたら、とても魅力的ですよね?
実は、飲むだけでダイエットができる「GLP-1受容体作動薬」という、新しいダイエット薬があります。

GLP-1受容体作動薬は、主に糖尿病の治療薬として使用される薬ですが、食欲を抑制し、体重減少を促進する効果があります。
この薬は、食事の後にインスリンの分泌を刺激し、血糖値の上昇を抑えることで、満腹感を持続させます。

その結果、食べすぎを防ぎ、ダイエットすることができることから、メディカルダイエットにも使用されているのです。
GLP-1受容体作動薬には、注射薬と内服薬(飲み薬)の2種類がありますが、ここでは飲み薬である「リベルサス」を紹介します。

リベルサスのダイエット効果

リベルサスのダイエット効果

それでは、リベルサスのダイエット効果を詳しく確認していきましょう。

リベルサスには、主に以下の3つのダイエット効果があります。

リベルサスのダイエット効果

1.過剰な食欲を抑える
リベルサスは、満腹中枢に直接働きかけ、過剰な食欲を抑える作用を持っています。
食事を摂取すると血糖値が上昇し、満腹感を感じますが、リベルサスはこの満腹感を持続させることで、食べ過ぎを防ぎます。

2.満腹感が続く
リベルサスは、胃の内容物が小腸へ移動する速度を遅くすることで、食べ物が胃に留まる時間を長くします。
これにより、少量の食事でも長時間満腹感が続き、自然と食事の量を減らせる効果があります。

3.基礎代謝を上げる
リベルサスには、脂肪細胞に働きかけて熱を産生しやすくし、基礎代謝を上げる効果もあります。
これにより、脂肪の分解が促進され、エネルギー消費が増えるため、体脂肪が減少しやすくなります。

リベルサスはこんな人におすすめ

飲むだけでダイエット効果が期待できるリベルサスは、次のような方におすすめです。

リベルサスはこんな人におすすめ

1.運動が苦手な方
運動が苦手で、激しいトレーニングを続けるのが難しい方には、リベルサスがおすすめです。
リベルサスは1日1回の服用でダイエットをサポートしてくれるため、運動が苦手な方でも無理なく取り組むことができます。

2.過食や間食がやめられない方
上述の通り、リベルサスは満腹中枢に直接働きかけることで自然に食欲を抑え、過食や間食を防ぐことができます。
食べ過ぎが原因でダイエットが続かない方には、リベルサスがぴったりです。

3.これまでのダイエットで結果が出なかった方
これまで、色々なダイエット方法を試しても効果がなかった方には、リベルサスが新たな選択肢となるでしょう。
リベルサスを服用することで、食欲をコントロールし、基礎代謝が上がるため、自然に体重が減少しやすくなるからです。

4.リバウンドしやすい方
リベルサスは、内臓脂肪の燃焼や基礎代謝の向上を促進するため、太りにくい体質へと改善します。
これにより、ダイエット後のリバウンドを防ぐ効果が期待できます。
そのため、これまで何度もリバウンドしてしまった方には、リベルサスが最良の選択肢と言えるでしょう。

5.外科手術を避けたい方
ダイエット方法の選択肢の1つには、脂肪吸引などの外科的な手術もあります。
しかし、いくら痩せたいからといっても手術は嫌ですよね。
外科的な手術に抵抗がある方でも、リベルサスなら安全にダイエットを試すことができます。
飲み薬(経口薬)であるため、痛みもなく手軽に継続することが可能です。

6.自分で注射するのが怖い方
注射タイプのGLP-1受容体作動薬は、自分で注射を行う必要がありますが、これに不安を感じる方も多いでしょう。
リベルサスは飲み薬タイプなのでその心配がなく、手軽にダイエットを進められる点が大きなメリットです。

リベルサスは、上記の理由から、無理なく続けられるダイエット方法として、多くの方に適しています。
ただし、使用する際は必ず医師の指導を受け、健康的にダイエットを行いましょう。

以下の記事で、リベルサスを簡単に安く手に入れる方法を解説しています。
リベルサスでのダイエットが少しでも気になった方は、こちらの記事も読んでみてください。

なお、6番目で触れた注射薬タイプのGLP-1受容体作動薬については、以下の記事で詳しく解説しています。
注射薬タイプは、直接血管にGLP-1を取り込むことができるため、飲み薬タイプに比べてより高いダイエット効果が期待できると言われています。

気になる方は、以下の記事も読んでみてください。
注射薬タイプのGLP-1受容体作動薬について分かりやすく解説

まとめ

胃腸薬には、消化不良や胃もたれ、腹部膨満感などを改善し、腸内環境を整える効果があります。
一方、胃薬には、胃酸の過剰分泌を抑え、胃痛や胸やけを緩和する効果があります。

ここから分かる通り、胃腸薬や胃薬は、主に消化器系の不調を改善するために開発された薬であり、ダイエット効果はありません。

適切な服用によって、腸内環境が改善されればむくみが取れる可能性もありますが、これはあくまで副次的な効果に過ぎません。
また、胃腸薬や胃薬の過剰摂取は健康を害する可能性もありますので、ダイエット目的での服用は避けるようにしましょう。

その代わりとして、飲み薬タイプのGLP-1受容体作動薬であるリベルサスがおすすめです。
リベルサスは1日1回服用するだけで、自然に食欲を抑えたり、満腹感を持続させたりする効果があります。

この記事の監修者
西口 理恵

◤肩書
株式会社まちかどメディカル
代表取締役
薬剤師

◤略歴
東邦大学薬学部 卒業/北部地区医師会病院/医療法人福寿会メディカルトピア草加病院/ピップ株式会社/令和3年より現職

◤資格
薬剤師免許

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