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GLP-1受容体作動薬は、糖尿病治療薬として長い間使用されてきましたが、最近では体重減少効果が注目され、ダイエット目的でも利用されるようになりました。
特に飲み薬の『リベルサス』は、注射薬に比べて手軽に使用できることから、人気なお薬になっています。しかし、飲み薬と注射薬の違い、どちらがより効果的かについては、まだよく知られていない部分も多いです。
本記事では、リベルサスの驚くべき効果と、経口薬と注射薬の違いを詳しく解説します。また、どちらがより効果的かを解説しています。GLP-1ダイエットを検討している方や、体重管理に苦労している方は参考にしてください。
GLP-1ダイエットはなぜ痩せる?
GLP-1ダイエットはGLP-1というホルモンの働きを利用し、痩せ体質になるダイエット方法です。GLP-1は別名『痩せホルモン』とも呼ばれており、食欲をコントロールする働きがあったり、食事をすることで血糖値が上昇するとGLP-1が小腸から分泌され膵臓に働きかけ、インスリン分泌がされます。インスリンは血液中の糖を細胞内に取り込む働きがあるため、上昇した血糖値を下げる役割をします。
GLP-1ダイエットはこのような働きをしているGLP-1の分泌を促すGLP-1受容体作動薬を注射もしくは経口薬にて食欲をコントロールしてくれます。
GLP-1ダイエットはこのような方におすすめ
GLP-1ダイエットが向いている方は4つのパターンに当てはまる方になります。
・食事量が多く、食事の際についつい大盛や多めに食べてしまう方
・食事をしても小腹が空いて、ポテトチップスやドーナツなどのお菓子を間食してしまう方
・BMIが25以上の肥満体型な方や、血糖値が急上昇する方
・仕事や家事で忙しく、ジムに通うことができない。運動する習慣がない方
上記に当てはまる方は、GLP-1ダイエットを行うことで食欲の抑制をし間食を減らします。また食事後のインスリン分泌を促進し高血糖の上昇を抑えることができ、食事後の胃の消化をゆっくりにすることで長時間満腹感を感じることで、ドカ食いを防いでくれます。
GLP-1ダイエットのお薬は注射と経口薬がある
GLP-1ダイエットを行うにあたり、薬は以下の種類があることを覚えておきましょう。
経口薬 ・リベルサス |
注射薬 ・オゼンピック ・ビクトーザ ・サクセンダ ・ウゴービ ・マンジャロ |
経口薬であっても注射薬であっても痩せるホルモンの分泌量は変わりません。
GLP-1飲み薬の概要と使い方
リベルサス
1日1回の服用で、成分は注射薬のオゼンピックと同じものです。
3mg~14mgを症状に合わせて服用しますが、最初は3mgから始めることで副作用を感じにくいです。
GLP-1受容体作動薬の中で唯一の飲み薬となるため、自己注射の痛みが苦手な方におすすめです。
サプリメントを飲む感覚で続けやすいことから人気がある飲み薬です。
リベルサスとはどんな薬?
リベルサスの基本情報は以下をご覧ください。
リベルサス | |
成分名 | セマグルチド |
製品名 | リベルサス |
製造会社 | ノボ ノルディスク (Novo Nordisk) |
効果 | ・血糖値上昇のコントロール ・体重減少 |
作用 | GLP-1受容体に作用してインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制。 胃の排出を遅らせ、食欲を抑える効果もあり。 |
投与方法 | 経口投与(食事の少なくとも30分前に服用) |
開始用量 | 3 mgを1日1回、30日間服用。 その後、効果に応じて7 mgに増量し、必要に応じて14 mgに増量。 |
リベルサスの服用効果
リベルサスはSNACという特別な成分の利用、特別な薬の設計、そして効果的な飲み方の工夫によって、経口薬として成功しました。多くのテストでその効果と安全性が確認されているので、安心して使える薬です。
HbA1c改善効果
リベルサスにはHbA1c(ヘモグロビンA1c)を改善する効果があります。HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは、過去2〜3か月間の平均血糖値を反映する指標です。HbA1cの値が低いほど、血糖値が良好にコントロールされている状態となります。
体重改善効果
血糖値を安定させることで、インスリンの働きが改善され、空腹感のコントロールがしやすくなり、エネルギー供給が安定します。これにより、脂肪の燃焼が促進され、体重管理がしやすくなるため、痩せやすくなるのです。
危険性は?糖尿病治療との違い
GLP-1受容体作動薬は、糖尿病の治療とダイエットの両方に使われますが、目的や使う人、使い方が違います。糖尿病治療では血糖値をコントロールするために使い、医師の診察や始動のもと使用します。ダイエットでは体重を減らすために使い、こちらも医師の診察を受けることが重要です。
また、ダイエット目的であっても医師の診察なしに使用すると、副作用やリスクが増大する可能性があります。そのため、オンライン診療などで診察を行ってから処方してもらうようにしましょう。
GLP-1注射薬の概要と使い方
オゼンピック
1週間に1回自己注射で投与するお薬です。
0.25mg~1.0mgを症状に合わせて投与します。
1回の使い切り自己注射ではないので、ご自身で針先の交換を行います。処方された容量がなくなるまで繰り返し使用するタイプの自己注射薬です。
ビクトーザ
1日1回自己注射で投与するお薬です。サクセンダと同じ成分になります。
0.3mg~1.8mgを症状に合わせて投与します。0.3mgずつ投与量の調整をすることができるので、症状によって細かな調整ができます。
サクセンダ
1日1回自己注射により投与するお薬です。ビクトーザと同じ成分になります。
0.6mg~3.0mg
投与量は0.6mgずつ調整可能で、最大3.0mgまで投与可能です。
最大3.0mgまで投与可能なことからビクトーザに比べて効果を実感しやすいお薬です。
マンジャロ
オゼンピックと同様に週に1回自己注射するお薬です。
症状に合わせて2.5mg~15mgを投与します。比較的強いお薬になるので、一部処方できない方もいます。
GLP-1の飲み薬と注射薬の違いについて

経口薬と注射のメリットデメリットをまとめました。
錠剤のメリット | 錠剤のデメリット |
・注射薬に比べて安い ・経口薬なので手軽(痛みがない) | ・朝の空腹時の服用でないと効果が発揮されない |
注射のメリット | 注射のデメリット |
・自己注射のタイミングはいつでも良い ・体調次第で投与量を調節できる ・オゼンピックは週1でOK ※その他の自己注射は毎日すること | ・錠剤タイプよりも継続にお金がかかる ・外出中は自己注射しにくい(ストレスや痛み) ・注射によるアザや赤みが出ることがある |
それぞれのメリットデメリットを考慮してGLP-1ダイエットにおけるお薬の選択を行うようにしましょう。
また、初めての方は費用面から安く済むので続けやすい価格になっているリベルサス(飲み薬)からスタートすることをおすすめします。
リベルサスをより深く知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
GLP-1の飲み薬と注射薬はどちらがより痩せれる?
GLP-1ダイエットでは飲み薬と注射薬のどちらが効果があるのか気になる方も多いと思います。
どちらのお薬も体重減少の効果は認められており、注射薬(オゼンピック・ビクトーザ・サクセンダ・マンジャロ)は、食欲を強く抑え、体重を5~10%減らす効果があります。
飲み薬(リベルサス)は、注射薬ほど強くないですが、体重を5~8%減らせます。
ただし、注射薬は価格が高く、月に数万円かかることがあるので注意が必要です。飲み薬のリベルサスは注射薬より価格が安いので、ダイエット費用を抑えることができます。
また、注射薬は自分で注射しなければならず、抵抗がある人には続けにくいです。冷蔵保存が必要なこともあり保存方法を雑に扱うと使用できなくなることも…。
飲み薬のリベルサスは、毎朝の朝食前に一錠飲むだけで良いので続けやすいく、持ち運びも簡単で、飲み忘れを防ぎやすいです。
リベルサスは、効果、価格、続けやすさのバランスが取れているため、GLP-1ダイエット初心者さんはリベルサスから試すことをおすすめします。
GLP-1ダイエットの注意点と副作用
GLP-1受容体作動薬はダイエットにも使われていますが、薬であるため、多少の副作用が報告されています。以下に、特に注意すべき副作用とその詳細について説明します。
低血糖
GLP-1受容体作動薬を使用すると、稀に低血糖を引き起こすことがあります。低血糖は、血糖値が正常範囲を下回る状態で、以下のような症状が現れます。
症状 |
・めまい ・ふらつき ・発汗 ・頭痛 ・動悸 ・極度の空腹感など |
低血糖の兆候が見られた場合は、すぐに糖分を摂取することが必要です。糖分を含む飲み物やキャンディーやグミなどを持ち歩いておくことで重度の低血糖を防ぐことができます。また、使用前に医師と相談し、適切な血糖値管理方法を確認しておくことが重要です。
消化器症状
GLP-1受容体作動薬は、消化器系に影響を及ぼすことがあります。以下は一般的に報告されている消化器症状です。
胃もたれ | 食事の後に胃が重く感じることがあります。 |
下痢 | 水様便が頻繁に出ることがあり、体の水分や電解質のバランスが崩れる可能性があります。 |
便秘 | 排便が困難になることがあります。 |
症状が続く場合や重篤な場合は、すぐに医師に相談することが重要です。また、食事の改善や適度な運動を取り入れることで、これらの消化器症状を軽減することができます。
薬価
GLP-1受容体作動薬は、一般的に高めなお薬となります。そのため、ダイエット目的で使用する際にはコストについても考える必要があります。
価格 | 薬の価格は処方量や保険の適用状況によって異なりますが、月々の費用が高額になることがあります。 その中でもリベルサスは比較的安価となります。 |
薬価については、自分の経済状況に合った選択をすることが大切です。
リベルサスは飲み方に注意が必要!
リベルサスは毎日決まった時間に服用することが重要です。飲み忘れた場合、気づいたときにすぐに服用するか、次の服用時間に近い場合は次の服用まで待つようにしましょう。2回分を一度に飲むことは避けてください。
次にリベルサスの正しい飲み方について詳しく説明します。
①空腹時に飲む
リベルサスは空腹時に飲むことが推奨されています。具体的には、朝起きてから少なくとも30分間は食事や飲み物を摂取せず、リベルサスを服用します。この時間を確保することで、薬が効果的に吸収されるようにします。
②水と一緒に飲む
リベルサスを飲む際には、少量の水(約120ml)と一緒に服用してください。他の飲み物(ジュース、コーヒー、牛乳など)と一緒に飲むと、薬の吸収が妨げられる可能性があります。
③食事を取る30分前に服用
リベルサスは、1日1回の服用が基本です。食事の30分前に飲むことを心がけ、薬を飲んだ後は食事を摂る前に少なくとも30分待つようにしてください。
リベルサスの保存方法
リベルサスの効果を保つためには、適切な保存方法を守ることが重要です。常温で湿気や直射日光を避けた場所に保管し、子供の手の届かない安全な場所に置くようにしましょう。また、ピルケースなどの容器に入れ変えないことも重要です。有効期限を守って使用することを忘れず、これらのポイントを守ることで、リベルサスを安全かつ効果的に使用することができます。
まとめ
リベルサスはGLP-1受容体作動薬として、2型糖尿病治療だけでなく体重管理にも効果的な経口薬です。
注射薬と比較しても毎日の服用が簡便であるため、多くの人にとって継続しやすいGLP-1のお薬となります。
リベルサスには、食欲抑制、血糖値の安定化、胃排出の遅延などがあり、これらの効果がダイエットに繋がります。ただし、低血糖や消化器症状などの副作用に注意が必要であり、正しい飲み方と医師の指導が必要です。
目標体重に応じて、経口薬と注射薬のいずれが適しているかを医師と相談することが大切です。リベルサスの正しい使用で、安全かつ効果的な体重管理を目指しましょう。