※画像はイメージです。実際に処方される際のパッケージと異なる場合がございます。
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薬の効果によって痩せることができるGLP-1ダイエットでは、GLP-1受容体作動薬という薬剤を投与してダイエットを行います。この薬の一種であるオゼンピックは注射剤となっており、投与することで無理な運動や食事制限なく痩せることができると言われています。
この記事では、オゼンピックに焦点を当てて具体的なダイエット効果を解説していきます。また、オゼンピックの副作用や効果が得られなくなってしまう注意点もあるので、是非最後までご覧ください。
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オゼンピックとは
オゼンピックはGLP-1受容体作動薬という薬で、もともと「糖尿病の治療薬」として使われています。この薬には、食後の血糖値の急上昇を抑え、空腹感を緩和し食欲を抑える働きのホルモンの分泌を促す働きがあります。
普段よりも少ない食事量で満腹感を得られやすくなり、摂取カロリーを抑えることでダイエット効果が得られるようになります。
GLP-1受容体作動薬とは？
オゼンピック(GLP-1受容体作動薬)はGLP-1と同様の効果があり、食欲抑制ホルモンと同様の作用するお薬です。
分泌されたインスリンは筋肉などの細胞で糖分を消費させやすくする働きがあり、血中の糖分を効率的にエネルギーに変える事ができます。
また、GLP-1ホルモンは血糖値が高くなる時にだけ小腸から分泌されるため、空腹時などの血糖値が低いときには分泌されません。そのため、低血糖症状が起きにくい点も魅力の一つです。
インスリンを分泌させるGLP-1薬の仕組み
オゼンピックをはじめとするGLP-1受容体作動薬はGLP-1ホルモンの量を補い、血糖値を下げる働きのある薬です。
GLP-1ホルモンは元々体内に存在しますが、体質によって量が少ない方がいます。
「他の人と比べて太りやすい」と感じている方はGLP-1ホルモンの分泌量が少ない可能性があります。GLP-1受容体作動薬を服用することで体内でGLP-1ホルモンの量を補い、痩せやすい身体に変化させていくのがGLP-1薬の特徴です。
また、通常GLP-1ホルモンはインスリンを分泌させた後、すぐに分解されて働かなくなりますが、GLP-1受容体作動薬に含まれる有効成分は分解されにくいように作られているため、効果が長続きします。
オゼンピックはダイエット目的で未承認？
オゼンピックは医薬品医療機器等法によって、厚生労働省に2型糖尿病治療薬として認められています。しかし、肥満症治療目的では承認されていません。そのため、オゼンピックを肥満治療薬として使用する場合には保険適用外の自由診療となります。副作用が発生した場合に受診しても、保険が適用されないので、注意しましょう。
オゼンピックの入手経路
オゼンピックを購入する際には入手経路に注意する必要があります。肥満外来や美容クリニック、オンラインクリニックでは、正規の医薬品卸業者から仕入れています。しかし、個人輸入代行サイトでは偽物のオゼンピックや不純物が混ざった薬が流通している可能性があります。
オゼンピックを購入する時は入手経路を確認しましょう。
オセンピックはクリニックにて処方してもらえるので、しっかりと医師による診断のもと処方をしてもらいましょう。
詳しく知りたい方は以下記事をお読みください。
オゼンピックのダイエット効果
オゼンピックのダイエット効果には「過剰な食欲を抑える」「満腹感が長続きする」「脂肪の分解を促す」という効果が期待できます。
ダイエットで最も懸念されるのが食事制限によるストレスです。しかし、オゼンピックは食欲自体を抑える働きがあるため、無理のない範囲でダイエットを行う事ができます。
またオゼンピックは他のGLP-1受容体作動薬と比較してもダイエット効果が高い事が知られています。
その他にもオゼンピックにはダイエット効果があるため、以下で解説していきます。
食べ過ぎを防ぐ
オゼンピックには「食欲を抑える効果」があります。
食欲は脳の視床下部という器官でコントロールされています。
胃の中の食べ物が消化されると血中のブドウ糖の濃度が上昇し、視床下部にある満腹中枢が働いてやっと満腹になったと感じます。
オゼンピックには過剰な食欲を抑える働きがあるため、過食や間食を予防することができます。
満腹感が持続する
食べ物を食べた後、胃の中で消化された食べ物は、ゆっくりと小腸へと排出されていきます。
オゼンピックには胃などの消化器官の動きを緩やかにする効果があるため、胃の中に食べ物が入っている時間が長くなり、満腹感が長続きします。
脂肪を分解しやすくする
オゼンピックには脂肪を分解しやすくする効果があります。
体内には脂肪細胞という細胞が存在し、「エネルギーを脂肪にして貯蔵するはたらき」と「脂肪を熱などのエネルギーに反感するはたらき」があります。オゼンピックには熱を発生させやすくし、基礎代謝の向上を促進させる効果があります。そのおかげで脂肪分解のスピードが早まり、脂肪を分解しやすい体質に変化させます。
つまり、オゼンピックを摂取すると一日の摂取カロリーの減少と、消費カロリーの上昇を同時に発揮することが出来ます。
そのため、オゼンピックは薬を接種することで体重減少を目指せるお薬です。
オゼンピックがもたらす持続的な体重管理のサポート
オゼンピックは単に一時的な体重減少をサポートするだけでなく、長期的な体重管理にも大きな効果が期待されています。その理由は、無理のない習慣改善とリバウンド防止の仕組みにあります。
オゼンピックの作用により満腹感が持続するため、自然と食事の量が減り、ストレスを感じることなく「少食の習慣」を身につけやすくなります。これはダイエットを続ける上で非常に重要なポイントです。さらに、GLP-1の働きによって食欲がコントロールされることや脂肪の分解をサポートすることで、ダイエット後も急激なリバウンドを防ぎ、健康的な体重維持が可能になります。
このように、オゼンピックは無理な食事制限や過度な運動を必要とせず、自然な形で持続的に体重管理を行える点が大きな特徴です。
オゼンピックの効果の実感は2～3ヵ月が目安
※画像はイメージです。
オゼンピックの効果が実感できるのは接種を始めてから2〜3ヶ月が目安です。
通常、オゼンピックは0.25㎎から投与を開始します。しかし、4週間たってもダイエット効果が不十分であれば、0.25㎎ずつ用量を増やしていき、最大で1.0㎎まで増やします。
また、臨床試験ではオゼンピックを投与し、平均5〜6㎏の減量が確認されています。長期間継続的にオゼンピックを摂取することで体重減少の変化が実感しやすくなります。
2〜3か月経過しても効果が現れない場合は、別のGLP-1薬に切り替えるのも手段の一つです。
オゼンピックのダイエットで痩せない理由
オゼンピックを使用しても、なかなか効果が得られない場合はいくつかの原因が考えられます。
思ったようにダイエット効果が得られない方は、下記の原因に当てはまっていないか確認してみましょう。
痩せない理由1：食べる量が多い
オゼンピックを利用しているからといって、食べ過ぎると思ったように減量はできません。
オゼンピックは体重減少を促す薬ですが、過度な量の食事は摂取カロリ―の増加になってしまい、むしろ太ってしまう原因になる可能性があります。
そのため、食べ物を過剰に摂取することは避け、健康的な食生活を心がけましょう。
痩せない理由2：運動量が足りていない
オゼンピックを服用している際には、適度な運動をする事で効果的にダイエットを行うことができます。運動は代謝を上げ、脂肪の分解に必要な酸素を多く取り込める有酸素運動がオススメです。
日ごろから運動しない人は基礎代謝が悪い傾向にあり、痩せにくい傾向となっています。正しい食事量を守り、程よい運動をすることが重要です。
健康の為にも1週間に2〜3回は運動する習慣をつけ、体重を減少させやすい身体に変化させましょう。
痩せない理由3：肥満体型でない
オゼンピック等のGLP-1受容体は海外では肥満治療薬として承認されています。しかし、WHOは肥満の基準はBMI30以上としています。
つまり、肥満体型ではない方は、ダイエット効果を実感しづらい可能性があることを念頭に置いておきましょう。
痩せない理由4：セルライト化している
セルライトは脂肪の細胞が大きくなり、老廃物を貯めこんでいる状態のことです。脂肪がセルライト状態になってしまうと、食事量を減らしたり、運動をしても痩せにくくなってしまいます。オゼンピックを利用していても痩せない方も同様に脂肪がセルライト化しているとダイエット効果が実感しづらくなります。
オゼンピックを使って3ヶ月ほど経過しても効果が見られない場合は、一度検診に行きましょう。
脂肪がセルライト化していることが分かった場合には脂肪溶解注射や衝撃波治療とGLP-1受容体作動薬を組み合わせて肥満治療を行うのがおすすめです。
痩せない理由5：メンタル面の影響
メンタル面の影響は、ダイエットの成功に大きく関わります。ストレスや睡眠不足、精神的な不調が続くと、体内でストレスホルモンの一種であるコルチゾールが増加し、これが食欲を増進させたり脂肪を蓄積しやすくしたりする原因になります。その結果、オゼンピックのダイエット効果が十分に感じられない場合があります。
このような状態を改善するには、まず1日7～8時間の十分な睡眠を確保することが重要です。また、趣味やリラックスできる時間を意識的に作り、ストレスを溜め込まない工夫をしましょう。さらに、精神的な負担が大きいと感じる場合には、医師やカウンセラーといった専門家に相談することも検討してください。
心身のバランスを整えることで、ダイエットの効果をより引き出すことができます。
オゼンピックでダイエットを効果的に行うポイント
オゼンピックを使用してダイエット効果を効率的に実感したい方は、4つのポイントがあります。
また間違えた知識でオゼンピックダイエットを始めてしまうと、効果が実感しにくく、続けるのが難しくなってしまう可能性があります。
効率的にオゼンピックでダイエットを行うポイントを詳しく解説していきます。
食事の栄養バランスを見直す
オゼンピックには食欲を抑え摂取カロリーを抑えることができるため、減量にはメリットがありますが、必要になる栄養素も足りなくなってしまう可能性があります。
その結果、便秘や低血糖などの症状が発生してしまう可能性があります。食事を取る際には、不足しがちなビタミンやミネラル、炭水化物、タンパク質、脂質をバランスよく摂取しましょう。
また、食事でカバーできるか心配な方は、サプリメントで栄養素を補うのがオススメです。
食事の噛む回数を増やす
食事の際には、意識的に食べ物を噛む回数を増やしましょう。嚙む回数が増えると唾液の分泌が促進され、効率的に栄養素を摂取できます。また、早食いを防止したり、満腹中枢が刺激され食事の量を抑えることが可能です。
オゼンピックには食欲を抑える効果がありますが、食べる量がいつも通りだとダイエット効果が実感しにくくなります。
そのため、食事の際には噛む回数を多くすることを意識することで、少ない食事量でも満足感が上がるかもしれません。
お酒を控える
アルコールを多量に接種すると、オゼンピックの効果を妨げてしまう可能性があります。日ごろからお酒を飲む習慣がある方は、ダイエット中は控えるようにしましょう。
多量にアルコールを摂取すると、インスリンを分泌する膵臓に負担をかける可能性があります。
もし飲酒する際には、カロリーや糖質が低いお酒を選ぶなど工夫が必要です。
適度な有酸素運動をする
オゼンピックでダイエットする際には有酸素運動を行うとよりダイエット効果を実感しやすくなります。ただし、筋肉トレーニングなどといったハードな運動は低血糖になってしまう可能性が高いため無理に運動する必要はありません。
ウォーキングや水泳などといった低負荷で酸素を多く吸収できる有酸素運動を日課にするのがオススメです。
仕事が忙しく、なかなか時間を割けない人は普段の生活に運動を取り入れるように意識しましょう。
例えば、エレベーターやエスカレーターを使わず階段で上り下りしたり、一駅分歩くなどがオススメです。
医療的なサポートを受ける
オゼンピックは医療用医薬品であるため、自己判断で使用するのではなく、医師やクリニックのサポートを受けることが重要です。医師のアドバイスに従うことで、安全面に配慮しながら効果的にダイエットを進められます。
また、専門クリニックで定期的に診察を受けることで、体調や進捗を確認しながら適切な治療計画を立てることができます。
医師と一緒にダイエット計画を作ることで、無理なく継続しやすくなり、副作用が出た場合も迅速に対応してもらえるので安心です。
オゼンピックによるダイエットの特徴・メリット
オゼンピックダイエットには、他のダイエット方法にはない特徴やメリットがあります。
これまで、様々なダイエットに挑戦しても、失敗してしまったり痩せることができなくて諦めてしまった方も多いと思います。
そのような方にオゼンピックはオススメです。ストレスなく、健康的に痩せることができるなどメリットは数多くあります。
オゼンピックダイエットの特徴やメリットについて、下記で詳しく解説していきますので、今回こそ絶対に痩せたいという方はぜひ参考にしてください。
ストレスなく健康的に痩せられる
ダイエットの最大のストレスともいえる「食事制限」や「強制的な運動」はオゼンピックにはほとんど必要ありません。これらの「制限に対する我慢」は大きなストレスの原因となり、ダイエットを挫折してしまう一番の要因となりかねません。
食事制限や運動には様々な種類がありますが、我慢しながらの生活は辛いものですよね。
しかし、オゼンピックダイエットには食欲を抑える効果が有ったり、血糖値の上昇を抑える効果があるため、食事を我慢したり、強制的に運動をしなければいけないという我慢はほとんどありません。
その結果、ストレス無く健康的に減量することが可能になります。
これまで食事制限ダイエットや運動などでダイエットしようと思っていた方も、リバウンドしてしまったという方にもおすすめのダイエット方法です。
安全性の高いダイエット方法である
オゼンピックは肥満治療の食事療法や運動療法の補助剤として、アメリカのFDA（米国食品医薬品局）やEMA（ヨーロッパ医薬品許可当局）、美容大国である韓国のMFDS（食品医薬品安全処）の3つの認可を取得しています。
※同じ有効成分、セマグルチドによる抗肥満薬「WEGOVY」として、
FDA:アメリカ食品医薬品局(Application Number:215256)
EMA:欧州医薬品庁(Agency product number:EMEA/H/C//005422)
様々な国で肥満治療薬として認められていることから、安全性が高い薬であると言えます。
オゼンピックを長期間に服用し続けることで大きなダイエット効果を実感できるだけでなく、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病も予防することが期待できます。
自宅で手軽に始められる
オゼンピックはご自身で注射を用いて使用する「自己注射タイプ」の薬です。
また、オゼンピックは複数回使用することができるため、使用のたびに医師を受診する必要はありません。自宅で気軽に使用することができます。
また、オンライン診療を利用すれば、処方から受け取りまで自宅で完結できます。
仕事やプライベートが多忙で、病院になかなか行くことができない方でも簡単にダイエットをはじめることができる点もオゼンピックのメリットの一つです。
オゼンピックで長期的に効果を得るためのポイント
オゼンピックで長期的なダイエット効果を得るには、薬に頼るだけでなく生活習慣の改善が大切です。まず、2～3か月で体重の5％減少を目指すなど、無理のない目標を設定しましょう。また、7～8時間の睡眠を確保し、規則正しい食事を心がけることでホルモンバランスを整えられます。
食事は、タンパク質や食物繊維を多く含むバランスの良い内容にすることがポイントです。さらに、ウォーキングや筋トレなどの適度な運動を取り入れることで脂肪を燃焼し、基礎代謝を上げて痩せやすい体を作れます。
オゼンピックは医療用薬剤のため、医師のサポートを受けることも忘れないでください。定期的な診察で体調を確認し、副作用への対応を相談することで、安全かつ効果的にダイエットを続けられます。これらを意識して、健康的な減量を目指しましょう。
オゼンピックによるダイエットの副作用
| オゼンピックの副作用 |
| ・胃腸症状 ・急性膵炎 ・血糖値の低下 |
オゼンピックには、副作用が発生する可能性があります。
胃腸症状はオゼンピックを使用し始めてすぐに表れることが多く、多くの場合は継続的に使用することで徐々に減少して行きます。
ごくまれに現れる重篤な副作用として、膵炎の副作用が出てしまう場合もあります。症状が出た場合にはすぐにオゼンピックの使用を中止し、医療機関に受診するようにしてください。
また、オゼンピックと他の糖尿病治療薬を併用すると、低血糖に陥りやすくなってしまいます。
現在治療などで薬を服用している方は、使用前に必ず医師に相談することが重要です。
胃腸症状（下痢、便秘、胃のムカつき、お腹の張りなど）
オゼンピックの副作用として、下痢や便秘、胃のむかつき、お腹の張りなどの胃腸症状が挙げられます。
胃腸症状は食欲抑制による栄養不足や胃腸の動きを抑制する効果が原因となって発生します。
オゼンピックの副作用は時間経過と共に改善していくため、最初は経過を観察してみましょう。
急性膵炎（嘔吐を伴う激しい腹痛）
嘔吐を伴う激しい腹痛が生じた際には、急性膵炎の可能性があります。可能性としては非常に稀ですが、この場合はオゼンピックの使用を中断し、速やかにクリニックを受診する必要があります。
低血糖
脱力感や倦怠感、冷汗、顔面蒼白、動悸、頭痛、めまい、視覚異常、吐き気などの症状が出た場合には、低血糖である可能性が高いです。
オゼンピックは低血糖になる可能性は低いとされていますが、オゼンピックを投与する危険性が少なからず有ることは認識しておきましょう。
栄養不足や過度なアルコール摂取、不規則な食生活によって低血糖を起こす可能性が高まるため、生活習慣に気を付けましょう。
副作用を軽減するための生活習慣の見直し
オゼンピックの副作用を軽減するには、日々の生活習慣を見直すことが重要です。体に優しい生活を心がけることで、薬の使用をサポートし、副作用を抑える効果が期待できます。まず、食事では栄養バランスを意識し、胃腸に負担をかけない消化の良い食材を選びましょう。例えば、野菜スープやおかゆなどが適しています。次に、水分補給をしっかり行い、1日1.5～2リットルの水を摂取することで便秘や胃腸症状を和らげることができます。
また、軽いウォーキングやストレッチといった適度な運動を取り入れると、血行が促進され、全身の調子を整えやすくなります。さらに、副作用が出ていないか確認するために、定期的に医師の診察を受けることも大切です。
これらの生活習慣を意識して、オゼンピックを安心かつ効果的に使用し、健康的なダイエットを目指しましょう。
オゼンピックの使い方
オゼンピックは注射タイプの薬です。
オゼンピックは週に1回「お腹」「上腕部の外側」「太ももの外側」のいずれかに自己注射します。
最初の4週間は0.25㎎ずつの投与から開始します。用量が少なめの理由は、効果が強く出すぎてしまったり、副作用が発生するのを防ぐため、薬を身体に慣らす必要があるからです。
4週間経過後、体調に問題が無ければ1回あたり0.5㎎に増量してオゼンピックダイエットを行っていきます。多くの場合、0.5㎎で問題なくダイエット効果は実感できます。ですが、0.5㎎で効果を実感できない方は、1回あたり1.0㎎に用量を増やします。
オゼンピックの特徴
従来のオゼンピックは0.25㎎・0.5㎎・1.0㎎と規格があり、使用量に応じて使い分ける「使い切りタイプ」の注射剤でした。しかし、2022年6月以降から販売されているオゼンピックは全て2.0㎎となっており、1本の製材を複数回使用できるようになっています。
2.0㎎のオゼンピックは毎回先端に付いている注射針を交換する仕様となっているため、少し手間がかかります。しかし、現在のオゼンピックの針の細さは以前よりも細い0.18㎜の極細針です。そのため、注射時にほとんど痛みを感じることがない点が長所となります。
従来のオゼンピックの針の細さが0.33㎜であったため、約半分ほどの細さとなっており、髪の毛とほぼ同じ太さですので、痛みが苦手でオゼンピックに手が出せない方でも使いやすいデザインとなっています。
使用前までは冷蔵庫で保管、使用後は冷蔵もしくは室温（1℃〜30℃）で保管し、8週間以内に使用しましょう。
空打ちが必要
オゼンピック2.0㎎の初回使用時には、薬剤が先端から出るか確認するため、「空打ち」という操作が必要になります。問題なく薬剤が先端から出た場合は使用方法に沿って投与しましょう。
万が一不具合があった場合には、すぐに購入したクリニックに連絡を入れましょう。
オゼンピック使用時の注意点
オゼンピックを安心して使用するために、次の点に注意しましょう。
- 決められた投与量を守る
- 注射部位を毎回変える
- 保管方法に注意する
- 副作用の兆候に注意する
医師が指示した量を必ず守りましょう。自己判断で薬の量を増減させると、副作用のリスクが高まるため、決められた量をしっかり守ることが重要です。
また、注射部位は毎回変えるようにしましょう。同じ場所にばかり注射すると、皮膚が硬くなったり痛みが生じることがあります。お腹や太もも、二の腕などの皮下脂肪が多い部分を選び、注射する位置を少しずつ変えることを心がけてください。
保管方法にも注意が必要です。使用前は冷蔵庫（2℃～8℃）で保管し、凍らせないように注意します。使用後は室温（30℃以下）で保管し、直射日光を避けることが大切です。また、使用するたびに新しい針に交換してください。
さらに、副作用の兆候を見逃さないようにしましょう。吐き気、便秘、下痢、腹痛、低血糖などの症状が現れた場合は、無理せず医師に相談してください。特に急性膵炎のような強い腹痛がある場合は、速やかに受診することが必要です。これらの注意点を守り、安全にオゼンピックを使用しましょう。
オゼンピックのダイエットは違法？
オゼンピックをダイエット目的で使用する場合、保険適用外になりますが違法ではありません。
しかし、個人輸入サイトでオゼンピックを購入するのは違法行為に該当するため必ずクリニックやオンラインクリニックで処方してもらう必要があります。
オゼンピックには副作用や購入できない条件があるため、医師の判断は必須です。
万が一、副作用などのトラブルや使用方法などがわからない場合には、気軽に相談できる方が必要となりますので、医師による判断を仰ぐことは自分の身を守るうえでも重要と言えます。
オゼンピックを使用する際には、効果と副作用等の特徴を十分に理解したうえで自己判断する事が重要です。
なぜ製造中止になっていた？
オゼンピックが製造中止になっていた理由は、製造を行っていたヨーロッパの会社が製造・輸出を停止してしまったからです。
オゼンピックを取り扱っていた製薬会社である「ノボノルディスクファーマ社」は全面的にオゼンピックの製造を委託していたため、オゼンピック自体が国内で出荷停止となり、薬局等でも取り扱いが無くなってしまいました。
製造中止の理由はこのような背景があったためです。オゼンピックの薬品が危険だからという理由ではないため、嘘の情報に惑わされないように注意しましょう。
オゼンピックと他のGLP-1薬の違い
オゼンピックをはじめとしたGLP-1受容体作動薬には、様々な種類があります。
・ビクトーザ
・サクセンダ
・リベルサス
下記では、それぞれのGLP-1薬の特徴やオゼンピックとの違いを解説していきます。
ビクトーザ：細かく調整できる1日1回注射タイプ
ビクトーザは有効成分「リラグルチド」を含むGLP-1注射薬です。オゼンピックとの違いは1日1回毎日注射する必要があり、副作用が出にくい点です。
また、体調に合わせて0.3㎎ずつ調整して投与することが可能な点もビクトーザの魅力の一つです。
しかし、オゼンピックよりもダイエット効果は低めであるとされています。
サクセンダ：上限量が高く効果を実感しやすい1日1回注射タイプ
サクセンダは1日1回自己注射をするタイプのGLP-1受容体作動薬です。ビクトーザと同じ「リラグルチド」が主成分となっており、症状に合わせて0.6㎎～3.0㎎まで投与することが可能です。
肥満治療薬として開発されており、最大用量が多いのが特徴と言えます。0.6㎎ずつ投与量を調節でき、最大6.0㎎まで増やすことができるため、ダイエット効果が実感しやすい注射剤です。
リベルサス：オゼンピックと同じ成分の飲み薬
リベルサスはオゼンピックと同じ「セマグルチド」を主成分とするGLP-1受容体作動薬です。オゼンピックとの大きな違いは、経口摂取ができる内服薬である点です。注射せずにGLP-1を摂取できるため、自己注射が怖いという方にもオススメできるGLP-1薬です。
リベルサスについて更に詳しい情報が知りたい方は、下記のページを併せてご覧ください。
糖尿病薬のトルリシティとオゼンピックの違い
トルリシティは糖尿病治療薬の一種で、オゼンピックと同じようにインスリンの分泌を促進させる効果が期待できる薬です。
トルリシティはオゼンピックより血糖値を下げる効果や体重減少効果が高い事がメリットとなっています。
一方で、有効成分が体内に留まる時間はオゼンピックの方が高く、頻繁に薬を投与しなければならない点はデメリットと言えます。
継続的にダイエットを行いたい方は、トルリシティよりもオゼンピックを使用する方が適していると言えます。
オゼンピックの料金
ダイエット目的でオゼンピックを処方する場合、保険が適用されません。自由診療となり、値段は全額自己負担となります。
以下では、オゼンピックの料金相場や処方によって薬代以外にかかる金額も解説していきます。
薬代
オゼンピック2.0㎎の料金は各クリニックによって、値段は様々です。下記の表にて、クリニックごとの料金をまとめましたので、処方時に参考にしてください。
| クリニック名 | 1本あたりの値段（税込） |
| クリニックフォア | 26,730円 |
| elife.clinic | 22,000円 |
オゼンピックの薬代は27,000円程度が相場と言えます。どのクリニックも値段はほとんど変わらないため、サービスの良さで処方してもらうクリニックを選択するのがオススメです。
特にオススメしたいのはオンライン診療です。価格ももちろん重要ですが、医師による診察を自宅で受けることができ、薬の受け取りや配送が全てオンラインで完結できるため、普段忙しい方やクリニックに来院する余裕がない方も簡単に受けることができます。
オンラインで処方してもらうメリット
オンラインで処方してもらうメリットは、自宅で診察から薬の受け取りまで完結できる利便性です。実際に来院して診察を受ける場合、事前に予約を行ったり、待ち時間が長かったりするなど時間が非常に多くかかります。その点、オンラインクリニックは予約した日に待ち時間なしで診察をうけることができ、薬の配送は最短翌日と非常に早めです。
そのため、普段の生活で来院用の時間が取れない方や忙しい方に利用してもらいたいサービスです。
直接クリニックに来院して処方してもらうメリット
直接クリニックに来院し処方してもらうメリットは、対面で自分のわからないことを直接医師に質問できる点です。不安に思っている事やわからない部分は医師の判断を仰ぐことができます。また、安全に配慮して医師が判断を行ってくれるため、安心してオゼンピックダイエットを進めることができます。
オゼンピックを処方してもらえるおすすめのオンラインクリニック
クリニックフォア
オゼンピックを安く試したい方は、クリニックフォアがおすすめです。クリニックフォアではオゼンピック2㎎（1ヵ月分）を26,730円（税込）で処方することができます。
他のクリニックに比べて安価に入手できるため、料金を重要視している方にはクリニックフォアがおすすめです。
| クリニックフォアのオゼンピック価格表（税込） | |||
| 1本 | 2本（5％OFF） | 3本（10％OFF） | |
| 2㎎ | 29,700円 | 28,215円/本 56,430円 | 26,730円/本 80,190円 |
※自由診療
ダイエットプランに合わせた投与量を医師とご相談ください。
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また、クリニックフォアではオゼンピックだけでなく、GLP-1内服薬である「リベルサス」も取り扱っています。リベルサスはオゼンピックに比べてダイエット効果が低いとされていますが、内服薬のため自己注射に抵抗がある方にはおすすめのGLP1ダイエットの薬です。
リベルサスについて、具体的な服用方法やダイエット効果が知りたい方は、「飲むだけで痩せる？リベルサスの効果や注意点について分かりやすく解説」をご覧ください。
elife.clinic
elife.clinicは、1本あたり22,000円からオゼンピックを始めることができるオンラインクリニックです。朝7:00から夜22:00まで365日診察対応しており、当日でも予約可能な柔軟性が特徴です。
また、elife.clinicはオゼンピックを22,000円で購入することが可能なので、お得に安くオゼンピックダイエットを始めたい方には特におすすめです。
| elife.cilinicのオゼンピックの価格表（税込） | |||
| 1ヶ月毎の定期便 | まとめ買い | ||
| 1本 | 26,900円/月 | 6本 | 22,700円/本 136,200円 |
| 2本 | 26,450円/本 52,900円/月 | 8本 | 22,500円/本 180,000円 |
| – | – | 10本 | 22,000円/本 220,000円 |
※定期便処方・発送後のキャンセル・返品はできませんので、予めご了承ください。
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PR：eLife株式会社
オゼンピックの注意点
オゼンピックには副作用以外にも様々なリスクがあります。下記では、オゼンピックの使用上の注意点と購入時に注意すべきことを解説していきます。
使用できない場合がある
オゼンピックは健康状態によって、使用できないケースがあります。一般的に、処方が適さないケースは下の通りです。
上記の方が使用を制限されているのは健康状態への安全性を考慮したうえでの判断となります。上位に該当する方で、持病や飲んでいる薬がある方は、オゼンピックダイエットを始める前に必ず医師に相談しましょう。
使用後の針はクリニック・薬局で廃棄
オゼンピックの使用済みの針は「医療廃棄物」ですので、自宅で廃棄することはできません。
使用済みの針はクリニックやお近くの薬局に持ち込み、回収してもらうことで処分可能です。薬局やクリニックで処分された使用済みの針は専門の処理業者によって回収され、処分されます。
もし購入の際に、クリニック側から廃棄方法について指示がない場合や、どうやって処理すれば良いか分からない場合はクリニックかお住いの自治体の窓口に相談してみましょう。
オゼンピックを打ち忘れてしまった事に気づいた場合の対処方法
オゼンピックは基本的に毎週同じ曜日に接種することが推奨されています。しかし、オゼンピックを打ち忘れてしまった場合には、下記のように対処しましょう。
| 次回投与日まで48時間以上空いている場合 | 気づいた時点で1回分を投与。 その後、予定通りに投与を続ける。 |
| 次回投与日まで48時間未満の場合 | 投与を1回スキップし、次の投与日に1回分投与 |
上記のように、次回投与日まで2日以上空いている場合は気づいた時点で投与を行いましょう。次回投与日まで2日未満の場合、投与を1回スキップし、その後次の投与日までオゼンピックは摂取しないでください。
打ち忘れた分を取り戻すために2回分を一度に投与するのは、副作用などが発生する原因になりますので危険です。絶対に用量を守ってオゼンピックを投与しましょう。
オゼンピックがおすすめな人
オゼンピックによるダイエットがオススメな方の特徴は以下の通りです。
・食欲が我慢できない人
・血糖値が上がりやすい人
・多忙なためダイエットに避ける時間が少ない人
・痛みに敏感な人
・内服薬よりも高いダイエット効果を得たい人
・薬を投与する頻度を少なくしたい人
・ダイエットサプリを服用しても効果を実感できなかった人
・確実に痩せたい人
オゼンピックを代表とするGLP-1ダイエットは、食欲が我慢できず食べ過ぎてしまう方におすすめなダイエット方法です。オンライン診療を利用すれば、自宅で簡単にダイエットを始めることができるため、仕事が忙しく、時間がない方にも継続しやすいダイエットです。
また、これまで様々なダイエットに失敗してきた方には、特にオススメしたいダイエットです。薬の効果によって摂取カロリーをコントロールできるため、これまで食べ過ぎで太っていた方は、自然に減量することができるかもしれません。
まとめ
以上、オゼンピックを使ったダイエットについて解説しました。
オゼンピックはGLP-1受容体作動薬と呼ばれる糖尿病治療薬の注射剤です。しかし、ダイエット効果があるため、メディカルダイエットの薬としても使用されています。
週に1回注射をすることによりダイエット効果が発揮されるため多くの方に利用されています。ただし、用量や用法を守らなければ、副作用をはじめとした様々なリスクの原因になる可能性があります。
処方時には必ず医師から説明を受け、オゼンピックを使用するようにしましょう。
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