サクセンダを使用してGLP-1ダイエットを行う際に、サクセンダを打つ時間はいつがベストなのでしょうか?
サクセンダの効果を最大化し、副作用を軽減するためには、適切なタイミングでの注射が必要です。
この記事では、サクセンダを打つ最適な時間や、その効果を高めるための方法について詳しく解説します。
さらに、日常生活に取り入れる際のアドバイスも紹介しますので、安心してGLP-1ダイエットを進めるための参考にしてください。
サクセンダとは
サクセンダ(Saxenda)とは、肥満治療を目的としたGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬で、デンマークのノボノルディスク社が製造しています。
この薬剤は、食欲抑制作用を持つため、ダイエットに効果的な薬として知られています。
サクセンダは、主に、BMIが30kg/m²以上の人や、BMIが27kg/m²以上で肥満関連疾患を持つ人に使用されます。
FDA(米国食品医薬局)やEMA(欧州医薬品庁)から肥満治療薬として承認されており、アメリカやヨーロッパで広く利用されています。
サクセンダの主要成分であるリラグルチド(liraglutide)は、体内のGLP-1ホルモンと同様の作用を持ち、脂肪の蓄積を抑えたり、満腹感を感じやすくしたりする働きをします。
サクセンダの詳しいダイエット効果については、次の章で紹介します。
実際の臨床試験では、サクセンダの主成分であるリラグルチドを6ヵ月間使用した被験者は平均で13kgの体重減少を達成したことが報告されています。
引用元:The Efficacy and Safety of Liraglutide 3.0 mg for Weight Management
このダイエット効果は、適切な食事療法や運動療法を併用することでさらに高まります。
サクセンダについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
同じ成分のビクトーザとの違い
注射タイプのGLP-1ダイエット薬には、サクセンダの他にもビクトーザやオゼンピックなどがあります。
そして、中でもサクセンダとビクトーザは、いずれもリラグルチドを主成分とするGLP-1受容体作動薬であるため、どこに違いがあるのか疑問に感じる方も多いでしょう。
サクセンダとビクトーザの違いは、それぞれの適応症や投与量、承認機関にあります。
それぞれの違いをまとめた表が以下です。
項目 | サクセンダ | ビクトーザ |
---|---|---|
主成分 | リラグルチド | リラグルチド |
適応症 | 肥満症 | 2型糖尿病 |
1回の最大投与量 | 3.0mg | 1.8mg |
投与量の調節 | 0.6mgずつ | 0.3mgずつ |
承認機関 | FDA(米国)、EMA(欧州) | 厚生労働省(日本) FDA(米国)、EMA(欧州) |
ビクトーザは主に糖尿病治療に使用され、血糖値の管理を目的としています。
一方、サクセンダは肥満症の治療を目的としており、より高い用量での投与が可能です。
そのため、サクセンダはビクトーザよりも高いダイエット効果が期待できます。
サクセンダのダイエット効果
それでは、次に、サクセンダのダイエット効果を詳しく見ていきましょう。
サクセンダの主成分であるリラグルチドは、食欲抑制、脂肪分解の促進、基礎代謝の向上など、複数のダイエット効果を持っています。
これらの作用により、無理な食事制限や激しい運動をせずに、ダイエットが可能になります。
①食欲を抑える
サクセンダの主要なダイエット効果の一つは、食欲を自然に抑制する効果です。
主成分のリラグルチドが、脳の視床下部にある食欲中枢に作用し、満腹感を感じやすくします。
この作用により、無理なく食事の量を減らし、食べ過ぎを防ぐことができます。
②満腹感を持続させる
サクセンダには、食べ物を胃から腸へ排出する動きを遅らせる効果もあります。
この作用により、食後の満腹感が長続きするようになるため、空腹感を感じづらくなります。
③基礎代謝を向上させる
サクセンダには基礎代謝を向上させる効果もあります。
基礎代謝とは、生命維持に必要な最低限のエネルギー量のことです。
リラグルチドを体内に取り入れることで、基礎代謝が向上し、脂肪を効率的に燃焼させることができます。
基礎代謝が向上すると、日常生活でのエネルギー消費量が増え、無理なく体重を減少させることが可能になります。
サクセンダでどのくらい痩せる?いつから痩せる?
サクセンダを使用することで、どのくらいの期間でどれほど痩せることができるのか気になる方も多いでしょう。
以下では、サクセンダの具体的なダイエット効果と、その効果が現れる時期について詳しく説明します。
まず、サクセンダでどれほど痩せることができるかについて紹介します。
成人を対象とした1年間(56週間)の研究によると、サクセンダの治療を受けた被験者の63.2%が体重の5%以上の減少を達成し、33.1%が体重の10%以上の減少を達成しました。
被験者は平均して8.4 kgの体重減少に成功し、ウエスト周りも減少したと報告されています。
次に、いつから痩せ始めるかについて説明します。
サクセンダを使用すると、通常、使用開始から2週間目ごろから徐々に体重減少が始まります。
ただし、生活習慣や元の体重、年齢や体質などによって効果が出始める時期には個人差がある点には注意が必要です。
サクセンダとリベルサスはどっちが痩せる?
サクセンダとリベルサスは、いずれもGLP-1受容体作動薬であり、GLP-1ダイエットに使用される薬剤ですが、それぞれの特徴があります。
以下で、それぞれの違いやおすすめな人を紹介していきます。
まず、リベルサスについてです。
リベルサスは、セマグルチドを有効成分とする飲み薬タイプのGLP-1受容体作動薬です。
リベルサスの治療用量の上限は14mgで、これはサクセンダの1.8mgに相当します。
内服薬であるため、注射が苦手な方におすすめです。
続いてサクセンダについてです。
先述の通り、サクセンダはリラグルチドを有効成分とする注射薬で、治療用量の上限は3.0mgです。
用量だけを比較すると、サクセンダの方がより高い用量を使用できるため、より大きな減量効果が期待できます。
自己注射に抵抗が無く、できるだけ早くダイエットをしたいという方には、サクセンダがおすすめと言えます。
リベルサスについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
サクセンダを打つ前の準備
サクセンダを効果的かつ安全に使用するためには、注射を打つ前にいくつかの準備が必要です。
事前準備はスムーズに自己注射を行うためだけでなく、ダイエット効果や安全性に関わる重要なポイントでもあります。
以下のチェックリストに沿って、必要な準備が整っているか確認しましょう。
1. サクセンダ本体
サクセンダ本体のキャップを外し、薬液が無色透明であることを確認してください。
薬液に濁りや変色、浮遊物が見られる場合は使用を避けてください。
2. 新品の針
注射ごとに新しい針を使用することが重要です。
使い回しの針は感染リスクを高めるため、必ず毎回交換しましょう。
3. アルコール綿(アルコールパッド)
注射部位とサクセンダ本体のゴム栓の消毒にアルコール綿を使用します。
消毒を怠ると感染のリスクが高まります。
4. プラ容器類
使用済みの針やサクセンダ本体を安全に廃棄するための容器を準備してください。
これにより、針刺し事故を防ぐことができます。
サクセンダを打つおすすめの時間
サクセンダは食事の影響を受けないため、基本的にサクセンダを打つ時間には決まりがありません。
しかし、副作用を避け、サクセンダのダイエット効果を最大限発揮させるには、いくつか注意するべきポイントがあります。
まず、1つ目のポイントは、適切な注射間隔を保つことです。
例えば、夜に注射を打ち、翌朝に再度注射を打つなどの短い間隔での使用は避けましょう。
また、できるだけ毎日同じ時間帯に注射を行うことで、体内の薬物濃度を安定させ、副作用のリスクを軽減させることもできます。
サクセンダの食欲抑制効果のピークは、注射後7.5時間〜11時間後ほどに訪れます。
このピーク時間を考慮して、注射のタイミングを逆算するようにしましょう。
例えば、夕食の前に食欲を抑えたい場合は、朝に注射を打つのが理想的です。
また、昼食や夕食の量が多い場合は、それに合わせて注射時間を調整すると効果的です。
さらに、注射時間を毎日一定にするのもポイントです。
1日1回決まった時刻に注射をすることで、体内の薬物濃度を安定させることができ、サクセンダの効果を最大限発揮することができます。
例えば、毎朝8時に注射を打つと決めるなど、注射時間を生活の中に取り入れるようにしましょう。
サクセンダの打ち方手順
続いては、実際にサクセンダを打つ際の手順を紹介していきます。
以下のステップに従って、安全かつ効果的に自己注射を行いましょう。
1.本体のゴム栓を消毒する
まず、サクセンダ本体のキャップを外し、先端のゴム栓をアルコール綿でしっかりと消毒します。
消毒は、注射を行う際の感染リスクを最小限に抑えるために必須の手順です。
2.新しい注射針を開封する
新しい針のパッケージを開封し、針を取り出します。
注射ごとに新しい針を使用することで、感染や薬液の詰まりを防ぐことができます。
なお、注射針の再利用は絶対に避けましょう。
注射針を再利用すると、衛生的な問題があるのはもちろん、薬液が針の中で固まってしまったり、カートリッジ内に空気が入ってしまったりして、注射器本体が使えなくなってしまう可能性があります。
必ず新しい針に付け替えてください。
3.注射針を取り付ける
消毒したゴム栓に対して針をまっすぐに取り付け、時計回りに回してしっかりと固定します。
固定後、針のキャップ(外蓋と内蓋)を外します。
針が正しく取り付けられていないと、注入時にトラブルが発生する可能性があるため、しっかりと確認しましょう。
薬液が出なかったり、注入ボタンが押せなかったりするときは、針が正しくゴム栓に刺さっているか、針が曲がったり折れていないかを確認してください。
4.空打ちをする
針を取り付けた後は、必ず空打ちを行います。
空打ちをすることで、注射針の内部に薬液を充填し、正確な投与量を確保します。
空打ちは以下の手順で行います。
空打ちの手順
- ダイヤルの目盛りを「・・」に合わせます。
- 針先を上に向けて本体を軽く指ではじきます。
- 本体下部のボタンを押して、針先から薬液が出ることを確認します。
薬液が出ない場合は、同じ手順を最大6回繰り返します。
それでも出ない場合は、針の取り付けが不十分であるか、他のトラブルが考えられるため、医師に相談してください。
5.注入量のダイヤルを確認する
続いて、ダイヤルの目盛りを医師に指示された投与量に合わせます。
投与量の調整は、必ず医師の指示に従って行い、自己判断で注入量を増やすことは避けましょう。
サクセンダの投与量は、体調や体質に合わせてだんだんと増やしていきます。
医師と相談して、以下のようなサクセンダの投与スケジュールを作成しましょう。
投与スケジュールの例
- 初回(第1週目):0.6mg
- 第2週目:1.2mg
- 第3週目:1.8mg
- 第4週目:2.4mg
- 第5週目以降:3.0mg
6.注射をする
そして次に、自分で注射をしていきます。
注射部位として適しているのは、腹部、太もも、上腕などの脂肪がある場所です。
注射部位を毎回変えることで、皮膚への負担を減らすことができます。
注射をする際は、以下の手順に従って行いましょう。
自己注射の手順
- サクセンダ本体の目盛りが見えるように持ちます。
- もう片方の手で注射部位をつまみます。
- 針を垂直に刺し、本体下部のボタンを押して薬液を注入します。
- 目盛りが0になるまでボタンを押し続けます。
- 注入が完了したら、針を挿入したまま6秒間待ちます。
- 針をゆっくり抜きます。
7.注射針を取り外して廃棄する
注射が完了したら、針に外蓋をはめ、反時計回りに回して針を本体から外します。
使用済みの針は専用の廃棄容器に入れて、安全に処分します。
サクセンダの打ち方のポイント
前章で、サクセンダの打ち方手順を紹介しました。
しかし、サクセンダを安全かつ効果的に使用するためには、紹介した手順を守るだけでなく、いくつかの重要なポイントを押さえることが大切です。
以下で、これらのポイントについて詳しく説明します。
注射部位はローテーションする
サクセンダの注射は、腹部、太もも、上腕のいずれかの皮下に行います。
しかし、毎回同じ場所に注射するのではなく、場所を変えることが重要です。
なぜなら、同じ場所に繰り返し注射すると皮膚にしこりができ、薬の吸収が悪くなる可能性があるからです。
また、注射部位を変えることで、薬が均一に吸収されるようになります。
サクセンダを注射する際は、前回の注射箇所から2〜3cm(指2本分ほど)ずらして注射するようにしましょう。
打ち忘れた場合の対応方法を確認しておく
サクセンダは毎日忘れずに注射する必要があります。
しかし、うっかり注射を忘れてしまうことは誰しもあると思います。
そのため、うっかり注射を忘れてしまったときの対応方法を事前に確認しておきましょう。
サクセンダを打ち忘れた場合、注射時間からどれだけ経過したかによって対応が変わります。
注射を忘れた分を次にまとめて打つことは絶対に避けるようにしましょう。
スマートフォンのアラームやリマインダー機能を利用して、注射時間を忘れないようにするのがおすすめです。
適切な保管・保存方法を覚える
サクセンダを適切に保管・保存することは、その効果を維持するためにとても大事なポイントです。
自己判断で投与量を変更しない
サクセンダの投与量はダイヤルで簡単に調整できますが、自己判断で変更することは絶対に避け、必ず医師の指示に従うようにしましょう。
多くの場合、最初は一番少ない0.6mgから開始し、1週間ごとに増量していきます。
そして、医師の指示に従い、身体の反応を見ながら適切な量に調整していきます。
吐き気や胃腸の不快感などの副作用が現れた場合は、すぐに医師に相談し、投与量を調整するようにしましょう。
サクセンダに関する注意事項
サクセンダを使用する際には、特定の健康状態や他の薬との相互作用に注意する必要があります。
以下では、併用禁忌薬と併用に注意が必要な薬、サクセンダの使用に注意が必要な人、使用できない人について詳しく説明します。
併用禁忌薬と注意が必要な薬
サクセンダの使用中に特定の薬と併用すると、予期しない副作用や効果の減少が生じることがあります。
以下で特に注意が必要な薬について解説します。
併用禁忌薬
現在のところ、サクセンダには明確な併用禁忌薬は報告されていません。
しかし、次にあげる特定の薬剤との相互作用には注意が必要です。
注意薬
サクセンダを使用中に他の糖尿病治療薬を併用する場合、低血糖のリスクが高まることがあります。
以下の薬剤には特に注意が必要です。
- ビグアナイド系薬剤
- スルホニルウレア剤
- 速効型インスリン分泌促進剤
- α-グルコシダーゼ阻害剤
- チアゾリジン系薬剤
- DPP-4阻害剤
- SGLT2阻害剤
- インスリン製剤
これらの薬を使用している場合は、必ず医師に相談し、適切な対策を講じるようにしてください。
サクセンダの使用に注意が必要な人
特定の健康状態や既往歴がある場合、サクセンダの使用に注意が必要です。
以下の条件に該当する方は、使用前に医師と相談することが重要です。
- 過去に腹部手術を受けた方または腸閉塞の既往歴がある方:過去に大きな腹部手術を受けたことがある方や腸閉塞の経験がある方は、使用に注意が必要です。
- 膵炎の既往歴がある方:膵炎の既往歴がある方は、サクセンダの使用によって病状が悪化する可能性があります。
- 糖尿病胃不全麻痺、炎症性腸疾患などの胃腸障害がある方:これらの胃腸障害がある場合、サクセンダの使用により症状が悪化する可能性があります。
- 低血糖を起こしやすい状態の方:脳下垂体機能不全、副腎機能不全、栄養不良状態、激しい運動、過度のアルコール摂取などが該当します。
サクセンダを使えない人
以下の条件に該当する方は、サクセンダの使用を避けるべきです。
使用すると重大な副作用や健康被害を引き起こす可能性があります。
- サクセンダの成分に対してアレルギーがある方:アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病患者:これらの状態ではサクセンダの使用が適さないため、医師の指示に従ってください。
- 重症感染症や手術が必要な場合:体調が不安定な状態では、サクセンダの使用は控えるべきです。
- 本人または家族内にMTC(甲状腺髄様がん)や多発性内分泌腫瘍症の既往歴がある方:これらのがんのリスクがあるため、使用は避けてください。
- 妊娠中、授乳中、または妊娠の可能性がある方:胎児や乳児に対する影響が懸念されるため、使用は控えるべきです。
サクセンダの副作用
サクセンダは安全にダイエットができると女性に人気の薬です。
しかし、副作用がないわけではありません。ここでは、特に注意すべき副作用について詳しく説明します。
①低血糖
サクセンダを使用すると血糖値が下がりすぎることがあるため、低血糖症状に注意が必要です。
特に他の糖尿病治療薬と併用している場合には、注意が必要です。
代表的な低血糖の症状
- 冷や汗:体が冷たく感じるような汗をかきます。
- 頭痛:軽度から中等度の頭痛が発生します。
- 集中力の低下:集中することが難しくなります。
- 動悸:心拍数が増加し、心臓が強く脈打つ感じがします。
- 目のかすみ:視界がぼやけることがあります。
- めまい:平衡感覚が失われ、ふらつきます。
- 疲労感:強い疲労を感じます。
- 不安感:突然の不安やパニックを感じることがあります。
- 昏睡:重度の場合、意識を失うことがあります。
- 空腹感:急激に強い空腹感を感じます。
- けいれん:筋肉のけいれんが起こることがあります。
- 手足のふるえ:手足が震えます。
- 眠気:強い眠気を感じることがあります。
- 顔面蒼白:顔色が青白くなります。
低血糖の対処法
低血糖の症状が出た場合は、以下の方法で対処してください。
- ブドウ糖の摂取:10gのブドウ糖を摂取します。
- 砂糖の摂取:角砂糖などを20g摂取します。
- ブドウ糖を含む飲み物を飲む:ジュースや清涼飲料水を150~200mlほど飲むことで血糖値を上げます。
②胃腸の不快感
サクセンダの使用初期に特に多く見られる副作用として、胃腸の不快感があります。
これらの症状は時間の経過とともに軽減されることが多いですが、注意が必要です。
代表的な胃腸の不快感の症状
- 胃部不快感:胃が重く感じる、痛むといった不快感があります。
- 便秘・下痢:排便のリズムが乱れることがあります。
- 吐き気:気持ち悪さを感じ、場合によっては嘔吐することがあります。
- 嘔吐:実際に食べたものを吐いてしまうことがあります。
胃腸の不快感の対処法
胃腸の症状が出た場合は、以下の方法で対処してください。
- 脂肪の多い食品を避ける:吐き気がある場合は、脂肪分の多い食事を避けるようにします。
- 食事量の調整:満腹感を感じたら、それ以上食べないようにします。
- 時間の経過を待つ:多くの場合、症状は時間とともに改善されます。時間が経っても体調がすぐれない場合は、医師に相談してください。
③その他の重篤な副作用
サクセンダ使用中に現れる主な副作用は上記の2つです。
しかし、まれにその他の重篤な副作用が現れることがあります。
ここで紹介する重篤な症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
- 膵炎:激しい腹痛や嘔吐が続く場合は、すぐに医師に連絡してください。
- 腸閉塞:高度の便秘や腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐が見られる場合も同様です。
- 甲状腺疾患:甲状腺に異常を感じた場合は医師に相談してください。甲状腺腫や甲状腺がんのリスクがあります。
- 腎不全・脱水:嘔吐や下痢が続くと、脱水症状が進行し腎不全を引き起こすことがあります。
サクセンダを使用していて何か異常を感じた場合は、すぐに医師に相談することが重要です。
サクセンダはどこで購入できる?
サクセンダは体重管理を目的とした医薬品であり、日本国内ではいくつかの方法で購入することができます。
以下で、サクセンダの購入方法について詳しく説明します。
1.自由診療クリニックでの購入
サクセンダは主に自由診療クリニックで処方されています。
これらのクリニックはダイエット外来を併設していることが多く、専門医による診察と指導のもと、サクセンダを安全に使用することができるのがメリットです。
2.オンラインクリニックでの購入
最近では、オンライン診療を通じてサクセンダを処方してもらうことも可能です。
オンライン診療は、通院の手間を省き、自宅で診察を受けられる便利な方法です。
オンラインクリニックは、病院まで足を運ぶ必要がないため、仕事や家事で忙しい人や病院に行くのが面倒くさい方におすすめです。
以下の記事で、安くサクセンダを処方してくれるおすすめクリニックを紹介しています。
3.個人輸入(海外通販)での購入
サクセンダは海外医薬品であるため、個人輸入という方法もあります。
海外の通販サイトや仲介業者を利用して購入することができますが、この方法にはいくつかのリスクが伴います。
個人輸入は安全性の面で大きな懸念があるため、全くおすすめできません。
必ず医療機関を通じて購入するようにしましょう。
医師の指導のもとで適切に使用することで、効果的にダイエットを行うことができますよ。
サクセンダの個人輸入については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
サクセンダの打ち方に関するよくある質問
サクセンダを正しく使用するためには、いくつかのポイントがあります。
ここでは、サクセンダに関するよくある質問とその回答を紹介していきます。
Q: サクセンダを打つ時間はいつがベストですか?
Q: サクセンダの効果を最大化するためにはどうしたらいいですか?
Q: サクセンダの副作用を軽減するための工夫はありますか?
Q: サクセンダを打つときの痛みはありますか?
Q: サクセンダを打ち忘れた場合はどうすればいいですか?
Q: 使用済みの注射針や本体はどう処分すればいいですか?
まとめ
サクセンダは、正しい方法で使用することでその効果を最大限に引き出し、副作用を最小限に抑えることができます。
サクセンダを打つ時間に決まりはありませんが、打つ時間は毎日同じ時間にしましょう。
そうすることで、体内の薬物濃度が安定し、ダイエット効果を維持しやすくなります。
また、サクセンダの食欲抑制効果のピークは、注射後7.5時間〜11時間後ほどに訪れますので、打つ時間をここから逆算するようにしましょう。
サクセンダには強いダイエット効果がありますが、安全に使用するためには、医師の指示に従い、正しい使用方法を守ることが重要です。
薬の管理や注射の方法について不明な点があれば、いつでも医師に質問し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
A: サクセンダを打つ時間に特に決まりはありませんが、毎日同じ時間帯に注射することをおすすめします。
毎日同じ時間に注射をすることで、サクセンダの副作用を最小限に抑え、効果を最大にすることができます。
例えば、朝食前に注射すると、その後の食事のコントロールがしやすくなるため、おすすめです。