真性包茎の治し方はご存じですか?この記事では、真性包茎の原因や症状についての解説と治し方について解説していきます。
真性包茎は、包皮と亀頭の癒着や包皮口が狭いことが原因となって、非勃起時・勃起時どちらも亀頭が包皮に覆われ、剥くことができない状態の包茎です。
この記事では、真性包茎の治し方について詳しく解説していきます。
真性包茎(しんせいほうけい)とは?

真性包茎は平常時・勃起時問わず亀頭が包茎に覆われている状態の包茎です。無理に包皮を剥こうとすると、亀頭が傷ついてしまったり、包皮が破けてしまったりする可能性があります。
また、無理やり皮を剥こうとすると亀頭の一部を露出することができる方もいますが、亀頭を完全に露出することはできません。
包皮と亀頭が癒着している症状や、包皮によって亀頭の成長が阻害され、先細りになっているペニスも多いです。
真性包茎のタイプ
真性包茎には
- 癒着型
- 強度絞扼型(きょうどこうやくがた)
- ピンホール型
- 混合型
の合計4種類あります。それぞれのタイプの特徴を解説していきます。
癒着型
癒着型は亀頭と包皮が癒着して皮を剥くことができなくなっている状態です。一般的に、この状態は、子どもから思春期を経て成長していくにつれて、徐々に解除されます。
しかし、何らかの理由で癒着が解除されず、成人してしまった場合に癒着型真性包茎になってしまいます。
また、元々包茎ではなかった人が、亀頭包皮炎による亀頭と包皮の癒着で、後天的に真性包茎となる「二次的真性包茎」のケースもあります。
強度絞扼型
強度絞扼型は包皮の口部分である「包皮輪」が非常に狭いために亀頭を露出することができないことが原因となっている真性包茎のことです。
成人前で真性包茎の場合、包皮輪が成長と共に広がる可能性もありますが、成人後は包皮が硬くなってしまい、押し広げることができず、真性包茎になってしまいます。
ピンホール型
ピンホール型とは、強度絞扼型よりもさらに包皮輪が狭く、ぎりぎり尿を排泄できる程度の真性包茎のことを指します。
余りに狭いと包皮内に尿が溜まったり、排尿障害や尿路感染症を引き起こす可能性があるため、緊急で手術を行う必要のある危険な状態です。早めに手術を行いましょう。
混合型(複合型)
上記の癒着型や強度絞扼型、ピンホール型のいずれかが合併して真性包茎の原因となっている状態のことを指します。
混合型の場合、治療方法や手術方法も組み合わせて行う必要があります。
真性包茎のデメリット
真性包茎の場合、亀頭が包皮に覆われているため、恥垢(ちこう)がたまってしまい、悪臭を発生させます。入浴時綺麗に洗うことが難しいため、不衛生な状態が慢性化し、亀頭炎や包皮炎、性感染症などのリスクが高まってしまいます。
そのほかにも発生する様々なデメリットを見ていきましょう。
早漏・遅漏・不感症・EDの原因に
真性包茎の場合、包皮輪の狭さにより亀頭が露出しないため、外部の刺激に敏感であり、挿入時のわずかな刺激で射精してしまうことがあります。
一方で、勃起時に亀頭を露出することができないため、ペニスの主な性感帯である亀頭や包皮小帯(裏すじ)が包皮に保護されてしまい、刺激が少なく極端に射精までに時間がかかる方もいます。刺激が少ないことで勃起を維持できず、ED(勃起障害)になる事も少なくありません。
不衛生・不潔な状態となり、性病リスクが上昇する
真性包茎は包皮を剥くことができないため、包皮と亀頭に恥垢が溜まりやすくなってしまいます。恥垢では細菌やウイルスが繁殖しやすく、悪臭や炎症、性感染症の原因になります。
このような不衛生な状態で性行為を行うと、パートナーが不妊症になってしまったり、子宮頸ガンの原因にもなります。
真性包茎によって感染リスクが上がる性病の例 | |
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亀頭包皮炎 | 細菌によって感染し、亀頭・包皮両方で炎症が発生 |
性感染症 | 梅毒やクラミジア、淋病、HIVなど感染リスクが上昇する性病は多岐に渡る |
尿路感染症 | 尿道口から細菌が侵入し、敗血病などを引き起こす可能性のある危険な感染症 |
陰茎がん | 陰茎に発生するガン。包茎だと発症確率が高い。 |
閉塞性乾燥性亀頭炎 | 慢性的な炎症によって陰茎の先端周辺の皮膚が白くなる |
日常生活・性行為でストレスになる
包皮に覆われている包茎は日常生活の様々なシーンでストレスの原因となります。真性包茎にコンプレックスを抱いている方は、温泉やサウナ、性行為中などでペニスを見られるのが恥ずかしいと感じてストレスとなります。
また、入浴時に亀頭や包皮をしっかり洗う事ができず、恥垢(ちこう:尿や精液、皮脂などが混ざった垢)が溜まって悪臭の原因となる場合があります。不衛生な状態が続くと亀頭炎や包皮炎などを発症し、痛みや痒みなどが大きくストレスになります。
短小・先細りになってしまう
真性包茎によって亀頭が包皮に覆われていると、亀頭の成長が阻害されてしまい、先細りや短小の原因となってしまいます。特に成長期に真性包茎であった方は、陰茎が小さい傾向にあります。
成人後はほとんど陰茎は成長しないため、包茎治療専門のクリニックに行き、長茎術や亀頭増大術などを受ける事をおすすめします。
排尿障害になってしまう可能性がある
真性包茎は包皮輪がせまいため、排尿が正常に行うことができず、あちこちに散らばったり、二股に分かれてしまう事があります。
上記のように、真性包茎には様々なデメリットがあります。では、真性包茎を治すにはどのような方法があげられるでしょうか。
真性包茎は自力で治すことはできません
真性包茎を自力で治そうとすると、亀頭を傷つけたり、包皮が破れてしまうリスクがあります。
また、包皮輪が狭い状態で皮を剥いて、元に戻らなくなってしまい、カントン包茎になってしまう事も考えられます。
包皮輪が狭いと、陰茎のリンパや血液の流れが阻害されてしまい壊死する可能性があります。
そのため、包茎手術を行う際には包茎治療専門クリニックで治療を受けましょう。
真性包茎の治療のメリット
真性包茎の方は包茎手術は必須です。前述したデメリットを解消することが出来るのはもちろん、様々なメリットがあります。
正常な性行為が可能に
包茎手術を受けることで亀頭が露出され、正常な性行為を行う事ができるようになります。勃起時の痛みもなくなり、性感帯も露出されることで問題なく射精することが可能になります。また、不妊の原因を減らすこともできるため、妊活がうまくいっていない場合は包茎手術を受けることをおすすめします。
性病予防につながる
手術によって包茎を改善すると恥垢が溜まりにくくなり、細菌やウイルスの繁殖を抑えることができます。亀頭炎や性病などの感染リスクを低減することができ、健康面で非常に良い影響があります。
真性包茎の場合、包皮内を洗うのが難しいため不衛生になりがちですが、包皮を切除することで陰茎を洗い易くなります。陰茎を清潔な状態にしやすいため、結果的に性病や炎症を予防することができます。
コンプレックスの解消
包皮を切除することで日常的に感じていた劣等感やコンプレックスを解消することができます。亀頭が露出することで見た目もよくなり、自信を持つことができます。温泉や性行為時に感じていた劣等感もなくなるため、生活の質が格段に上がります。
包茎手術を受けることで上記のようなメリットを得ることができます。
しかし、国内には多数の包茎治療クリニックが存在し、どのクリニックを選択すべきか迷っている方も少なくありません。
真性包茎治療はアトムクリニック
アトムクリニックは包茎治療専門クリニックとして25,000件以上の豊富な実績を持っています。(2020年8月〜2024年10月)
真性包茎の治療実績についても同様で、包茎手術と美容形成手術を行う「Narumi式美容包茎術」は多くの包茎を改善しています。
アトムクリニックについて更に詳しい情報が知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。
真性包茎手術の費用
アトムクリニックでは、美容包茎手術を400,000円(税込)から受け付けています。個人によって料金は異なりますが、包茎手術と美容形成手術、アフターケアも含めた価格となっています。
包茎手術は基本的には自由診療になるため、健康保険を使う事はできません。そのため、料金は高めですが、技術やサービスを考慮すると、コストパフォーマンスに優れているクリニックと言えます。
また、切らない包茎手術に関心がある方は、4,800円(税込)からの選択肢もあります。入浴時の見栄えを重視する方や施術時間が少ない方が都合がいいという方は、こちらを受けてみるのがオススメです。
真性包茎手術と併せて行える施術
アトムクリニックでは、真性包茎の治療に加えて、ヒアルロン酸を注射することで亀頭が大きくなる「亀頭増大術」や、陰茎を伸ばすことができる「長茎術」なども真性包茎手術と併せて受けることができます。
特に真性包茎の方は、ペニスサイズが小さくなりがちですので、長茎術や亀頭増大術を受け、自信が出るペニスを手に入れましょう。
麻酔に関して
アトムクリニックでは、「2段階麻酔」という方式を採用し、痛みを極力抑えた包茎治療を行っています。
2段階麻酔とは、まずスプレー麻酔や貼る麻酔を行い、手術時に打つ麻酔針の痛みを最小限に抑えています。その後、痛みを確認しながら手術を行いますので、痛みはほとんど感じることはありません。
麻酔は術後も残ってはいますが、帰宅時にはほとんど切れており、支障なく私生活を送ることができます。
また、優れた技術をもった医師が執刀するため、手術痕の影響は少なく、術後痛みを感じることは少ないです。
一度の来院で治療は完了
アトムクリニックでは、来院しなければならないのは手術を受ける日のみです。即日帰宅もできるため、入院も準備などを行う必要はありません。
通常は包茎手術後に抜糸のため再来院が必要ですが、アトムクリニックでは自然に溶ける吸収糸を使用しているため不要です。
万全の無料アフターケア
手術後、問題が発生した場合は、アトムクリニックで無料の再診が可能です。
アトムクリニックの院長は15年以上のキャリアを持ち、手術による合併症を一度も引き起こしていないため、手術を安心して受けることが可能です。
アトムクリニックの真性包茎の手術法
真性包茎の方が受けることができる手術方法は、余分な皮を切り取って亀頭を露出させる「環状切開術(かんじょうせっかいじゅつ)」という外科的な術式を取り入れた手術方法です。手術の際には、予め、陰毛を除去した陰茎の根元に局所麻酔を施し、痛みを最小限に抑えています。
真性包茎の手術では、狭くなっている包皮口の切除や、癒着部分をはがして取り除き亀頭を形成するのが一般的な手法です。
機能面や見た目が満足いく仕上がりになるように、専門医が幹部の状態を正確に計測し、切開箇所を決定します。このほかにも、切らない包茎手術もあるため、個々の状態に合わせて患者が希望する手術方法を提案しています。
切る手術、切らない手術の具体的な手法は以下の通りです。
仕上がりの見栄えを重視する「基本美容包茎手術」
環状切開術を行う際に、亀頭の真下の位置で縫合する方法です。治療名に「美容」とある通り、余剰な包皮を切除し、機能面の改善を計るだけでなく、仕上がりの美しさにも追及して治療を行っています。
切らない包茎矯正「MTトライアル」
陰茎の根元で皮膚を固定し、包皮が向けた状態を維持する矯正を行う治療方法です。30分程度で施術が完了し、当日からシャワーを浴びる事もできるため、施術・回復のスピードが速い点が特徴となっています。術後、半月ほどで性行為を行う事も可能です。
包茎手術のリスク・副作用・合併症について
術後の痛みについて
手術後、数時間経過すると局所麻酔が徐々に切れてきて痛みが出ることがあります。しかし、痛みが出る前に処方されてる鎮痛剤を服用することで痛みを和らげることができます。激しい運動などを控え、安静にして入れば数日で痛みが無くなります。
腫れ(術後)について
真性包茎の手術後は、一時的にペニスが腫れてしまいます。個人差があるものの、術後1週間程度で腫れは改善していきます。手術後3日間はむくみやすく、傷が開く恐れもあるため、自宅で安静にしていましょう。
また、腫れが原因で排尿時に違和感があったり、まっすぐ尿が飛ばないなどの弊害がありますが、腫れが引いてくるとともに改善されます。
患部が腫れているうちは座って用を足しましょう。
手術後の血腫について
包茎手術を行うと、副作用として「術後血腫」が発生することがあります。包茎手術では余分な皮を切除し、縫合します。手術中は局所麻酔や電気止血、圧迫などによって止血されていますが、手術後稀に血腫が生じます。
血腫が生じる目安は、血管収縮剤の効果が切れる3時間〜4時間後です。
また、手術後24時間以内に激しい運動をしたり、血圧が急上昇すると血腫が生じる可能性があります。そのため、手術日当日から翌日にかけてはなるべく安静を保つことが重要です。
真性包茎手術後のケア
手術後はいくつかの点に注意して生活を送る必要があります。術後の過ごし方については、手術後医師から指示がありますので、禁止事項をしっかり理解し、それに従って行動しましょう。
包茎手術後の禁止事項 | |
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シャワー | 術後3日間は患部を濡らすことは禁止です。切らない手術の場合は当日よりシャワー可 |
入浴 | 術後2週間程度から可。患部の腫れが落ち着いてから |
飲酒 | 術後3日間は控える |
通院 | 抜糸が必要な場合は約2週間後に来院。 吸収糸であれば通院不要 |
仕事 | デスクワークは当日から可能。 肉体労働の場合は約1週間ほど控える。 |
性行為 | 自慰行為を含め、約4週間は禁止 |
運動 | バイクや自転車に乗ることを含め、約1週間は控える。 |
まとめ
真性包茎の治療法について解説しました。
真性包茎には、性病の感染や遅漏・早漏、ED、不感症などのリスクが高まります。
成人前であれば、真性包茎が成長と共に改善する可能性がありますが、成人後はほとんど改善する見込みはありません。
自力で改善しようとすると、亀頭が傷ついてしまったり、包皮が破けて出血してしまうこともあります。
そのため、真性包茎を改善するには包茎治療専門クリニックで包茎手術を受けるのが最も確実で安全な方法となります。